
色の正体とは
色の正体は、光の反射によって私たちの目に届いた光の情報です。
光には、赤・黄・緑・青など、波長の異なるたくさんの色成分が含まれています。
ものに光が当たると、そのものは光の一部を吸収し、残りを反射します。
その「反射された波長の光」を私たちの目がとらえ、脳が「色」として認識します。
たとえば、赤い花が赤く見えるのは、
赤い光だけを反射して、他の色の光を吸収しているためです。
つまり、色はそこに“ある”のではなく、
光とものと私たちの感覚がつくり出している現象なのです。

色と心
私たちが色を見たとき、脳は一瞬のうちにその特徴をとらえます。
その情報は「明るい・落ち着く・温かい」などの感情や、
自律神経の働きに影響を及ぼすことが、多くの研究で示されています。
色の知覚は、形や文字よりも早い段階で処理され、
その多くが“無意識のレベル”で心の状態に作用します。
カラーインクの特徴と魅力

──水と光がつくる、心を映すアート
カラーインクは 水と出会った瞬間から変化が起きる存在です。
その最大の魅力は、なんと言っても 鮮やかで澄んだ発色。
紙の上で光を通すことで、透明感のある色の広がりが生まれます。
重ねていくと色同士が混ざり合い、
顔料では生まれにくい深い色合いや、思いがけない表情が現れます。
筆にふくませた水がインクを押し広げ、にじみ、ゆらぎ、溶けあう。
その動きはコントロールしきれないからこそ、
驚きや面白さ、自由さが感じられます。
まるで感情そのものが紙の上に伸びていくような感覚になるのです。
紙との相性も、作品の味わいにつながります。
同じ色でも、紙が変わるだけで全く違う姿になります。
「何が生まれるかわからない」という偶然性が、
自分自身の手と、今この瞬間を強く意識させてくれます。
また、色素の粒子が広がったり重なったりすることで
光の反射や吸収の仕方が変わり、
完成した作品を眺めるたびに違う印象を見せてくれるのも
カラーインクならではの特徴です。
これは視覚を通して脳に刺激を与え、
集中やリラックスといった心の変化にもつながると言われています。
つまりカラーインクは、
**「描く道具」でありながら「心を映す鏡」**のような存在。
決められた形を塗りつぶすのではなく、
色に任せて広がるままを楽しむことができる。
その自由さが、いつのまにか呼吸を深くし、
凝り固まった気持ちをゆるめてくれるのかもしれません。
手を動かし、色が広がっていく様子をただ見つめる。
そんなシンプルな体験が、
思っている以上に心を軽くしてくれます。
“色が広がる時間そのもの”を味わってみてください。







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